パープルはプルプラ貝が語源で、古来よりわずかな染料しか取れないとても貴重な色でした。それは豊かさと権力の証で高貴な色として扱われていました。
またパープルはレッドとブルーを混ぜた色です。レッドは情熱や行動力、ブルーは冷静さと包容力という意味を持ちます。相反する２つの性質の色を混ぜ合わせたのがパープルです。
人の目が色として認識することができるおそよ380-780nmの可視光の中で、パープルが最も短い波長となります。
パープルより短い波長のものは目に見えないUV（ウルトラバイオレット)紫外線といい、身体には刺激の強い光となります。
相対する色を混ぜた色、パープルを選ぶ時には、もしかしたら自分の中に葛藤があるかもしれません。または、それによって深い癒しを求めているのかもしれません。情熱も冷静さも内包した色は、そのどちらも理解する能力で周りの人を癒す事もあるでしょう。
またその思慮深さは黙っていてもカリスマ性を放ちます。人の心を引きつける魅力や得体の知れない吸引力とも言えます。故に、精神性の高い神秘的でスピリチュアルな色とも言えます。
パープルのイメージでどんな人が思い浮かぶでしょうか？私の場合は星座に対応させると蠍座を思い出します。
その穏やかに落ち着いた様子からはわからない深い愛情と渦巻く感情を深く秘めています。どこまでも深く追求して物事を極め、目に見えないものさえ見ようとする力があります。
もし彼らの激しい情念が噴き出したらどんなことになるでしょうか。蠍座の支配星は冥王星。全てを壊してしまうほどの激しさを持っていて時に恐れられる存在かもしれません。
しかしそれを強くコントロールしながらも愛を「深め」「秘めて」いるのが蠍座やパープルな人だと思います。
深く濃く自分を生きる事で時に疲れ果ててしまうかもしれませんが、パープルな存在は不思議な魅力で人を魅了して動かすことができる、どこか高貴な存在感があります。
パープルはスピリチュアルな色であり、スピリチュアルは人を癒すものであるのもなんだか納得できます。ヒーリングには欠かせない素敵な色だと思います。
自分を癒やしたい時やカリスマ性が欲しい時(笑)個性的で取り入れにくいと思う時は、ペールトーンのラベンダーや赤みや青みよりのパープルを取り入れるといいでしょう。